蹴る蹴らないのTPO

蹴るべきTPO

前回の「蹴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」では、カポエイリスタ男子は強くあれという内容でした

強くあれとは心意気の事で、常にアグレッシブにカポエイラをしろという意味ではありません

蹴る、蹴らないにはTPOがあります

今回は、そんなお話です

まずは、蹴り/ハステーラをしない方が良いケースです

外のホーダ、バチザドで、他の団体のよく知らない人にはやらない方が良いですね
それは失礼に当たります

また、先生クラスや上のレベルの人へもあまりやらない方が良いと思います
それも無礼に当たります

たまにガチンコでやってる場合も見ますが、それは先生クラスやレベルの高い方々が楽しんで激しいジョゴをしているのです
生徒レベルがそれを安易に真似ない方が良いです

自分の団体の通常のホーダに関しては、滑らかなジョゴの時はバチバチやりません
ホーダの空気を読みましょう

次に蹴り/ハステーラをやるケースです

よくあるのは、誕生日ホーダやサヨナラホーダで、主役に対してガツンと祝福をしてあげます
あとは、バチザドでも帯を受け取る人は、ガツンとやられますね
自団体の通常ホーダの中では、概ね後半、激しいジョゴになった時は当然、その流れに乗ります

そして、軍の関係者の前でのパフォーマンスの際は、派手な蹴りが必須です!
蹴るべきTPO

流れの判断材料として、その場で唄われている歌によっても分かるかもしれません

- Oa oae Topei quero ver cai
- Quebra
- O bate, bate no batuque
などが唄われ激しいジョゴになっているのであれば、どんどんバチバチやって良いと思います

逆に、
- Ai ai aide
- jogar bonite的な歌
などが唄われ滑らかなジョゴが行われているのであれば、その時はあまりバチバチやらない方が良いでしょう

歌に関しては、他にも色々あると思います

以上、これらは単なる目安なのですが、実際はホーダを仕切る人のその場の指示や、ホーダの雰囲気でも変わってきます

なので、まずは良く観察してホーダの空気を把握してからそれに従うことは、カポエイリスタにとって最も重要な能力の一つです

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ハト|カポエイラ講師

ハト カポエラ講師

■カポエイラのインストラクター ■ブラジルとイギリスで修行留学 ■女優/モデル/芸能人/役者さん等指導 ■一般人向け指導数述べ15,000人以上 ■渋谷とオンラインでクラス開催中